location パス(nginx)

• リクエスト URI のパスに応じて設定を適用

• パス評価

  • 前方一致
  • 最長一致の法則

• URI パスがどのように正規化されるかを確認したい場合には、変数の $uri を使ってアクセルログなどに出力する

• プレフィックスの利用

  プレフィックス	意味
  なし	前方一致(後方参照)
  ^~	前方一致(後方不参照) 正規表現より優先順位が高い
  =	完全一致 パスが等しい場合
  ~	正規表現(大文字/小文字を区別)
  ~*	正規表現(大文字/小文字を区別しない)

• プレフィックスを使った正規表現

  目的	設定例	説明
  / にだけ一致	location = /
  /data にだけ一致	location = /data	1 文字でも異なると一致しない /data/ には一致しない
  / で始まるすべてのパスに一致	location /	ただし、パス評価の優先順位により完全一致、最長一致、正規表現が優先される
  /data/ で始まるパスに一致	location ^~ /data/	一致した後、ほかの location を検索しない
  /example/xxx.php に一致(xxx は任意の文字列)	location ~ ^/example/(.*.php)$	大文字/小文字を区別するため /EXAMPLE/XXX.PHP には一致しない

• パス評価の優先順位

  • 1 つの server コンテキスト内に複数の location コンテキストを記述できる

  優先順位	プレフィックス
  1	= (完全一致)
  2	^~ (前方検索)
  3	~ (正規表現)
  4	~* (正規表現)
  5	なし (前方検索)

• 名前付き location

  • URI パスの代わりに @名前 のようにできる

  • エラーページを @error に内部リダイレクト

    location / (
        error_page 404 @error;
    )
    
    location @error (
        // TODO
    )