DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
- IP アドレス/サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS サーバの IP アドレスを自動的に設定してくれる
注意点
DHCP サーバの配置
- 前提として DHCP サーバを探すときに利用されるブロードキャストはルータを超えることができないので、DHCP サーバと DHCP クライアントは同一ネットワークに接続されている必要がある
- 上記を考えると企業ネットワークを考えると DHCP サーバが増えすぎる
DHCP リレーエージェント
を利用して上記を改善- 複数のネットワークの DHCP クライアントに対して、1 台の DHCP サーバが IP アドレスなどの設定情報を配布できるようにする機能
- ブロードキャストされた
DHCPDISCOVER
をユニキャストに変換して DHCP サーバへ転送
意図しない複数の DHCP サーバ
- 様々な製品が DHCP サーバ機能を持っていることがあり、その機器を接続したタイミングで DHCP サーバとして動作してしまうためトラブルになる可能性がある
DHCP サーバ
- DHCP を利用するには DHCP サーバが必要
- IP アドレス割り当ての仕組み
- DHCPDISCOVER
- クライアントがサーバを探すために送信するメッセージ
- ブロードキャスト
- DHCPOFFER
- DHCPDISCOVER メッセージを受信したサーバが、割り当て候補の IP アドレスやデフォルトゲートウェイを送信するメッセージ
- DHCPREQUEST
- 割り当て候補の IP アドレスの割り当てをクライアントがサーバに要求するメッセージ
- 再度ブロードキャストを行う
- 1 つのサブネット上に複数の DHCP サーバが存在する可能性を考慮
- DHCPREQUEST の中にはどの DHCP サーバのオファーを選択したかが記述されている
- 選択された DHCP サーバ以外のサーバは、アドレスプールからりくえすとされた IP アドレスを配布不可とする
- DHCPACK
- DHCPREQUEST メッセージを受信したサーバが、 IP アドレスを割り当てたことを伝えるメッセージ
- これらのメッセージは、ネットワーク内のすべてのホストに配信されるブロードキャストアドレスを使ってやり取りされる
- DHCPDISCOVER
dhcpd
$ cat /etc/dhcp/dhcpd.conf
option domain-name "example.com";
option domain-name-servers 172.16.0.10, 172.16.0.11, 172.16.0.1, 192.168.0.1;
default-lease-time 60;
max-lease-time 7200;
log-facility local7;
subnet 172.16.0.0 netmask 255.255.0.0 {
range 172.16.1.1 172.16.5.254;
option broadcast-address 172.16.255.255;
option routers 172.16.0.1;
}